幼稚園・保育園の入園シーズンが近づいてきてブリジストン、ヤマハ、パナソニックの主要子供乗せ電動自転車メーカー各社から2016年の新モデルの発表が相次いでいます。
2015年モデルと比較してどこがどう変わったのか、2016年モデルの各社のウリは何か?、新発売の車種はあるの?など、2016年モデルの気になるトコロを紹介していきたいと思います。
2016年新モデル発売時期一覧
メーカー | 車種 | 発売予定時期 | 価格(税抜) | 備考 |
---|---|---|---|---|
ブリジストン | アンジェリーノ | 2016年1月下旬 | 131,800円(C200) | スペックアップ 新色追加 |
ブリジストン | アンジェリーノプティット | 2016年1月下旬 | 131,800円(C200) 138,800円(C300) | スペックアップ 新色追加 |
ブリジストン | bikke2e(ビッケツーe) | 2015年12月中旬 | 121,800(リヤバスケット搭載モデル) 126,800(リヤチャイルドシート搭載モデル) | 数量限定カラー「レッド」追加 |
ブリジストン | HYDEE.2(ハイディーツー) | 2016年1月中旬 | 144,800円 | 新色カーキ追加 |
ヤマハ | PAS Babby | 2016年1月20日 | 119,000円 | スペックアップ 新色追加 |
ヤマハ | PAS Babby XL | 2016年2月17日 | 133,000円 | 新発売車種 |
ヤマハ | PAS Kiss mini(パス キッス ミニ) | 2016年2月17日 | 133,000円 | スペックアップ 新色追加 |
ヤマハ | PAS Kiss mini XL(パス キッス ミニ エックスエル) | 2016年2月17日 | 139,000円 | スペックアップ 新色追加 |
ヤマハ | PAS Kiss(パス キッス | 2016年2月17日 | 133,000円 | スペックアップ 新色追加 |
ヤマハ | PAS Raffini L(パス ラフィーニ エル) | 2016年2月17日 | 121,000円 | スペックアップ 新色追加 |
パナソニック | ギュット・ミニ・EX | 2016年1月下旬 | 158,000円 | 新発売車種 |
パナソニック | GYUTTO mini DX(ギュットミニDX) | 2016年1月下旬 | 138,000円 | スペックアップ 新色追加 |
パナソニック | ギュット・アニーズ・F | 2016年1月下旬 | 129,000円 | 新発売車種 |
パナソニック | ギュット・アニーズ | 2016年1月下旬 | 129,000円 | スペックアップ 新色追加 |
2016年モデルで変わった主な点
ブリジストン
アンジェリーノシリーズ
適正身長が3~4cm低くなった
サドルの厚みが少し薄くなり2015年モデルよりも低床化され、3人乗り時の適正身長が3~4cm低くなりました。
これにより小柄なママも安心して乗ることができるようになりました。
またサドルが薄くなりましたが、素材のウレタン量の見直しもされているので柔らかく快適な座り心地となっています。
3人乗り時の適正身長
車種名 | 2015年モデル | 2016年モデル |
アンジェリーノe | 155cm~ | 152cm~ |
アンジェリーノプティットe | 154cm~ | 150cm~ |
車体重量が700g軽量化
ドライブユニットが軽量化され、車速センサー(スピードセンサー)がより小型化されたおかげで車体重量が700g軽くなりました。
カラーラインナップ
従来からブリジストンのカラーラインナップは好評ですが、アンジェリーノeは2色、アンジェリーノプティットeは7色がラインナップ。
(※画像はアンジェリーノ公式サイトより引用)
bikke2e(ビッケツーe)
台数限定カラー「ハッピーレッド」
これまでのホワイト、ブルーグレー、ダークグレーの3色に加えて、台数限定カラー「ハッピーレッド」が追加されました。
フレームカラーと同色のリヤバスケット付きモデル
2015年モデルでは、リヤチャイルドシート搭載モデルとチャイルドシートなしモデルがありましたが、チャイルドシートなしモデルは、フレームカラーと同色のリヤバスケット付きモデルとなりました。
HYDEE.Ⅱ(ハイディーツー)
新色「マットカーキ」が追加
2015年モデルでは台数限定カラーだった「カーキ」が標準カラーとして追加されました。
カラーラインナップは、クロツヤケシ、ホワイト、ネイビー、アクティブレッド、カーキの5色となりました。
2015年モデルのモダンブルーはなくなりました。
そのほか300gほど軽くなったり、走行距離が数キロ増えたりといったちょっとしたスペックアップはありますが、2015年モデルと比較して新色が増えた以外の大きな違いはありません。
ですがメーカー希望小売価格は137,800円から144,800円と上がっています。
新色のカーキにこだわらないのであれば、2015年モデルの方が値下がり傾向にありますしお得と言えます。
ヤマハ
総合
小型軽量の次世代ドライブユニットを搭載
2015年モデルよりも容積を約16%削減し、重量を約20%軽量化した次世代のドライブユニットを搭載しています。
スピードセンサーの外形を約半分まで小型化
前輪に搭載されているスピードセンサーの外形を約半分まで小型軽量化しています。
スピードセンサーが小さくなったことで、レール式駐輪場にぶつけてスピードセンサーを破損してしまうというトラブルが起こりにくくなります。
サドルの形状変更によって適応身長を1~3cm低減
サドルの形状を見直すことによってサドル高を1cm低くし、子供2人乗車時の適応身長が1~3cmほど低くでなっています。
子供2人乗車時の適応身長の目安
2015年モデル | 2016年モデル | |
PAS Babby | 147cm~ | 145cm~ |
PAS Kiss mini PAS Kiss mini XL |
150cm~ | |
PAS Kiss | 153cm~ | |
PAS Raffini L | 152cm~ |
サークル錠が後輪後部になり開閉しゃすい
サークル錠が後輪後部に設置され、リヤチャイルドシートを付けているときでも鍵の開閉がやりやすくなりました。
鍵穴は上を向いているので、夜に暗いときや、子供を抱えながらでも鍵穴に鍵を指しやすくなりました。
「PAS Babby」シリーズ
「PAS Babby XL」が新たにラインナップ
2015年モデルからあった車種「PAS Babby」はフロント・リヤともにチャイルドシートは別売りモデルでバッテリーは8.7Ahでしたが、2016年モデルからリヤチャイルドシートが標準搭載でバッテリー容量も12.8Ahとなった「PAS Babby XL」が新たにラインナップしました。
価格差は、PAS Babbyが119,000円、PAS Babby XLが133,000円となっています。
カラーラインナップ
カラーラインナップはPAS Babby、PAS Babby XLともに以下の6色展開となっています。
(※画像はヤマハPASファミリーモデル公式サイトより引用)
「PAS Kiss」シリーズ
カラーバリエーションが増え若干のデザイン
PAS Kiss mini、PAS Kiss mini XL、PAS Kissの3車種ともに小型軽量化された次世代ドライブユニットや小型スピードセンサーの搭載など、2016年モデル共通のスペックアップ以外は特に目立った違いはありません。
見た目のデザインが少し変わったのとカラーバリエーションが増えています。
PAS Kiss mini
PAS Kiss mini XL
PAS Kiss
PAS Raffini L
大型テリーサドルによりクッション性と足つき性が向上
サドルの形状が見直され最低サドル高が1cm低くなり、3人乗車時の適応身長が3cm低くなっており、座り心地もアップしています。
2色ラインナップ
2015年モデルでは1色のみでしたが、2016年モデルでは1色増えて2色のラインアップとなっています。
パナソニック
総合
バッテリーが小型化と大容量化
バッテリーが次世代リチウムイオンバッテリーとなり小型化されました。
コンパクトなバッテリーケースに大容量のセルを収納することが可能となり、2015年モデルよりも約21%もバッテリー容量が増加したにも関わらず、体積は約23%小型化されています。
これにより少ない充電回数で長距離走行が可能となっています。
また、バッテリーがコンパクトになったことでフレームも小さくて済み、2015年モデルよりも低床化されサドル高が約2cmほど低くなっています。
ギュットアニーズは20インチと26インチの2種類登場!
おしゃれでスタイリッシュな路線のギュットアニーズに従来の20インチモデルに加え、26インチのギュットアニーズFが新しく仲間入りしました。
ギュットアニーズに惹かれているけど20インチしかないのがネックになっていた長身ママも選択肢が増えてうれしいですね。
それぞれの適応身長の目安は以下のようになっています。
※()内は子供2人乗せるとき。
2015年モデル | 2016年モデル | |
ギュットアニーズ | 142cm~(158cm~) | 141cm~(154cm~) |
ギュットアニーズF | なし | 145cm~(158cm)~ |
ギュットアニーズのカラーラインナップ
(※画像はパナソニックサイクルテック公式サイトより引用)
ギュットアニーズFのカラーラインナップ
16.0Ahの大容量バッテリー搭載の新モデル『ギュット・ミニ・EX』
コンパクトなのに大容量16.0Ahバッテリー搭載
ギュットアニーズFに並ぶ目玉商品がギュット・ミニ・EXでしょう。
前後とも20インチの小径車モデルで、バッテリーが16Ahを積んでいます。
これはヤマハやブリジストンなど他社を入れても最大の容量となっていて、1回の充電での走行距離は最大で80kmとなっています。(ロングモード時)
最大にアシストするパワーモード時でも50kmもの走行距離となっています。
1回の充電に6時間かかりますが、充電回数が劇的に減るのでそれほど苦ではないでしょう。
シートクッション&着せ替えカバーはマルークオリジナルデザイン
マルーク(maarook)は神戸発の子供服ブランド。
クールかわいいおしゃれなデザインで人気です。
ギュット・ミニ・EXのシートクッション&着せ替えカバーはマルークオリジナルデザインとなっていて、おしゃれでかわいい自転車に乗りたいママに人気が出そうな雰囲気です。
まとめ
以上、ヤマハ、ブリジストン、パナソニックの2016年モデル子供乗せ電動自転車のウリや特徴、2015年モデルから変わった点などを紹介しました。
2015~2016は少し本体が軽くなったり、アシスト走行距離が少し伸びたり、サドル高が低くなり適応身長が低くなったりといった比較的、地味目な細かいアップデートが多かった印象です。
また全体的に値上がり傾向にあるので、そこまで細かいスペックにこだわらないようであれば新モデル発売で少し値下がり傾向の2015年モデルを狙いに行くのもいいかもしれません。
低床化が進み低身長ママも乗りやすくなった車種が増えたのはいい傾向ですね。