チャイルドシートは前乗せか、後ろ乗せか?

車種の選び方のポイント

子ども乗せ用自転車の車種を選ぶ際に大きな基準となるポイントのひとつが、『チャイルドシートの位置と数』です。

乗せる子供は1人なのか2人(になる予定)なのか、子供の年齢・体格などによって、前乗せ、後ろ乗せが変わってきます。

  1. 前後それぞれの位置別メリット・デメリット
    1. フロント(前乗せチャイルドシート)
      1. メリット
        1. 子どもが見えて安心
        2. 景色を楽しめるので比較的喜んで乗ってくれる子が多い
      2. デメリット
        1. 子どもの体重がふらつきの原因になったりとハンドル操作への影響が大きい
        2. 子どもが雨風の影響を受けやすく、冬はめちゃ寒いので防寒・防風対策必須
        3. 万が一、転倒したり事故を起こした場合、最前線にいるので危険度が増す
        4. 車種や大人の体格によっては前方のチャイルドシートにヒザが当たり、がに股でしか漕げない場合もある
        5. 2~3歳くらいまでしか乗れないので、使える期間が短い
    2. リヤ(後ろ乗せチャイルドシート)
      1. メリット
        1. 5~6歳など大きくなっても乗れるので長く使える
        2. 運転時の安定性が良い
        3. 子どもが大人の背中に守られて、雨風の影響がフロントよりは小さい
      2. デメリット
        1. 子どもが見えないので、ちゃんと乗れているか不安になったりする
        2. リヤのみに子どもを乗せていると重心が後ろに傾き、前輪が浮き上がって(ウィリー)危険なケースもある
  2. 前に乗せるか、後ろに乗せるかは、子どもの年齢・体格によって決まる
    1. 主要3大メーカーの前乗せ・後ろ乗せの基準
      1. ヤマハ
      2. パナソニック
      3. ブリジストン
      4. メーカー推奨の基準
      5. そんなわけで実際のところは
  3. チャイルドシートは前と後ろのどちらに付けるのか、もしくは両方付けるか?
    1. 主要モデルのチャイルドシート搭載パターン(2016年モデル)
  4. 前乗せ、後ろ乗せ、どちらを購入するべきか
        1. もうちょっと待って後ろ乗せタイプを購入するのも手
      1. (2人目の予定があるのであれば)とりあえず前乗せを購入でも良い
  5. まとめ

前後それぞれの位置別メリット・デメリット

フロント(前乗せチャイルドシート)

メリット

子どもが見えて安心

小さい子どもは何かと動いたり、寝てしまったり、自転車に乗っていても気にせず自由気ままです。^^;
ですので、目の届く場所に乗っているのは非常に安心です。
前方にいる方が会話もしやすいです。

景色を楽しめるので比較的喜んで乗ってくれる子が多い

後ろだと子どもの前方は親の背中で隠れて景色があまり見えないですが、前だと景色を楽しめるので、子供も楽しいのか比較的喜んで乗ってくれる子が多いようです。
もちろんあんまり関係ない子もいますけどね^^;

デメリット

子どもの体重がふらつきの原因になったりとハンドル操作への影響が大きい

後ろに乗っているよりも前に乗っている方が安定性ではどうしても落ちてしまいます。
特に子供の体重が増えてくるとハンドル操作への影響も大きくなり、ふらつきや転倒の原因になったりします。

ただし、最近の車種は重心設計に非常に工夫しており、実際に子供を乗せて試乗してみるとそれほどふらつきが気になったりはしなくなってきました。

子どもが雨風の影響を受けやすく、冬はめちゃ寒いので防寒・防風対策必須

一番前にいるので雨風の影響をモロに受けやすいです。
冬は風が当たって非常に寒いので防寒対策はきっちりしてあげないといけません。

風防をつけたり、防寒カバーやレインカバーも必要になります。

万が一、転倒したり事故を起こした場合、最前線にいるので危険度が増す

交差点の出会い頭の事故などで正面衝突してしまった場合、子供が最前線にいるので被害が大きくなってしまう可能性があります。
かといって、後ろに乗っていたら安全かというとそういうわけでもないので、こればっかりは親が安全運転を心がけて気をつけるしかないのかもしれません。

車種や大人の体格によっては前方のチャイルドシートにヒザが当たり、がに股でしか漕げない場合もある

最近の子ども乗せ自転車は、前にチャイルドシートを取り付けてもヒザが当たらないようにデザインされていて、あまり気にならない車種が多いですが、車種や取り付けたチャイルドシートによっては、漕ぐときにヒザが当たってしまい、がに股になってしまうケースもあります。

2~3歳くらいまでしか乗れないので、使える期間が短い

前乗せシートに乗せられる期間は実はそれほど長くなく、メーカーの発表している基準では4歳くらいまで乗せられるとなっていますが、実際は2歳くらいで前乗せがしんどくなり後ろ乗せにする親御さんが多いです。

中には3歳でも前に乗せていられる子もいますが、4歳まで乗っているのはほぼありません。

ですので1歳から乗せ始めたとして、短くて1年、長くても2年ほどしか使えません。

リヤ(後ろ乗せチャイルドシート)

メリット

5~6歳など大きくなっても乗れるので長く使える

後ろのシートには体重が20kgを超えても安定性高く乗せることができるので5~6歳まで使えます。

運転時の安定性が良い

前に乗せるよりも後ろに乗せる方がハンドルがふらつきにくく安定性が高いです。

子どもが大人の背中に守られて、雨風の影響がフロントよりは小さい

あくまで前に乗せるよりは・・・って話ですが。
雨の日や寒い日は後ろシートでも、防寒カバーやレインカバーは必要です。

デメリット

子どもが見えないので、ちゃんと乗れているか不安になったりする

低年齢の幼児は自転車に乗っていようが暴れたり脱出しようと立ち上がろうとしたりとよく動きます。
またさっきまで動いたり騒いだりしていたのに急に静かになったりして、「どうしたの?」と不安になったりします。
結果的には寝ただけだったりしますが(笑)

ちなみに落ちないか不安に思う方もいるかもしれませんが、しっかりとシートベルトをしておけば落ちてしまうことはありません。

リヤのみに子どもを乗せていると重心が後ろに傾き、前輪が浮き上がって(ウィリー)危険なケースもある

最近の車種はウィリーしにくいように重心設計がされていますが、100%しないというわけではありません。

前に乗せるか、後ろに乗せるかは、子どもの年齢・体格によって決まる

何歳まで前に乗せないといけないとか法律などで決まっているわけではなく、メーカーが安全面等を考慮して基準を定めています。

主要3大メーカーの前乗せ・後ろ乗せの基準

※メーカー指定の幼児用座席を使用

ヤマハ

  年齢 身長 体重

1~4歳未満

100cm以下 15kg以下
後ろ 1~6歳未満 115cm以下 22kg以下

パナソニック

  年齢 身長 体重

1~4歳未満

100cm以下 15kg以下
後ろ 1~6歳未満 115cm以下 22kg以下

※ギュットアニーズのリヤチャイルドシートは2歳以上を推奨。

最大積載質量 幼児を同乗させる場合 荷物をのせる場合
前のみ 体重15kgまで 15kgまで
後ろのみ 体重22kgまで 27kgまで
前後両方 2人前後合わせて体重30kgまで 前後合わせて30kgまで

ブリジストン

車種 位置 年齢 身長 体重
アンジェリーノプティット
アンジェリーノ
1~4歳未満 100cm以下 8~15kg以下
後ろ 2~6歳未満 70cm以上115cm以下 8~22kg以下
ビッケツー
ハイディツー
1~3歳未満 70cm以上90cm以上 8~15kg以下
後ろ 2~6歳未満 70cm以上115cm以下 8~22kg以下

メーカーや車種によって微妙な違いはあるもののざっくりまとめると以下のような感じとなります。

メーカー推奨の基準

位置 年齢 身長 体重
1~4歳未満 100cm以下 15kg以下
後ろ 1~6歳未満 115cm以下 22kg以下

子どもの成長には個人差が大きく、同じ年齢でも体格はけっこう違ったりするので、一概に年齢ではくくれませんが、実際のところ、前乗せだと体重が10キロを超えてきたり、2歳半~3歳くらいになると体格的にもサイズ的にキツキツになってきますし、あまり大きくて重いとハンドルが取られて危険なので、3歳~4歳頃まで前乗せの方はほぼいません。

だいたいの方が2歳~3歳くらいまでの間には後ろ乗せに移行します。

そんなわけで実際のところは

位置 年齢 体重
1歳から2~3歳くらいまで 10kgを超えてくるとなかなか重い
後ろ 1歳半~6歳くらいまで  

自転車に乗せられるようになるのは1歳前後からなので、前乗せシートに座らせることが出来る期間は、短いと1年前後、長くても2年前後となります。

後ろ乗せシートは5~6歳くらいまでは乗せることができるので、長く使用することになるのは後ろ乗せシートです。

チャイルドシートは前と後ろのどちらに付けるのか、もしくは両方付けるか?

チャイルドシートの取り付けは自転車本体の購入時に一緒にやってもらえば取り付け料無料の場合がほとんどですので、できるだけ最初に付いているチャイルドシートを活用し、別売りで購入する場合も自転車本体と同時購入するようにしたいところです。

現在、販売されている子ども乗せ自転車のチャイルドシートは以下の3パターンとなっています。

  • フロントチャイルドシートが標準搭載。後ろは別売り。
  • リヤチャイルドシートが標準搭載。前は別売り。
  • 前後ともチャイルドシートは標準では非搭載。両方別売り。

この3パターンの中から、いまの子どもの年齢・体重、乗せる子供の人数などを考慮して選ぶことになります。
前後ともチャイルドシートが最初から付いているモデルはありません。

参考までに現在、販売されている主要モデルのチャイルドシート搭載パターンをまとめました。

主要モデルのチャイルドシート搭載パターン(2016年モデル)

メーカー商品名定価(税抜)後ろ
ブリジストンAngelino petite
(アンジェリーノプティットe)
12.8Ahモデル
¥138,800標準別売り
ブリジストンAngelino petite
(アンジェリーノプティットe)
8.7Ahモデル
¥131,800標準別売り
ブリジストンAngelino
(アンジェリーノe)
¥131,800標準別売り
ブリジストンbikke2e
(ビッケツーe)
リヤバスケット搭載モデル
¥121,800別売り別売り
ブリジストンbikke2e
(ビッケツーe)
リヤチャイルドシート付モデル
¥126,800別売り標準
ブリジストンHYDEE Ⅱ
(ハイディツー)
¥144,800別売り標準
ヤマハPAS Babby
(パス バビー)
¥133,000
別売り別売り
ヤマハPAS Babby XL
(パス バビー XL)
¥119,000別売り標準
ヤマハPAS Kiss
(パス キッス)
¥133,000標準別売り
ヤマハPAS Kiss mini
(パス キッス ミニ)
¥133,000標準別売り
ヤマハPAS Kiss mini XL
(パス キッス ミニ XL)
¥139,000標準別売り
ヤマハPAS Raffini L
(パス ラフィーニ L)
¥121,000別売り別売り
パナソニックGYUTTO mini EX
(ギュットミニEX)
¥158,000標準別売り
パナソニックGYUTTO mini DX
(ギュットミニDX)
¥138,000標準別売り
パナソニックGYUTTO DX
(ギュットDX)
¥138,000標準別売り
パナソニックGYUTTO ANNYS
(ギュットアニーズ)
¥129,000別売り標準
パナソニックGYUTTO ANNYS F
(ギュットアニーズF)
¥129,000別売り標準

前乗せ、後ろ乗せ、どちらを購入するべきか

子供が1歳になり、これから初めて子ども乗せ自転車デビューするという場合、1歳前後だと後ろだとちょっと不安・・・だけど前乗せタイプを購入すると1年くらいで後ろ用チャイルドシートを購入せざるを得なくなってなんだか損・・・。

もうちょっと待って後ろ乗せタイプを購入するのも手

1歳半くらいまで待ってから、後ろ乗せシートが標準搭載のモデルを購入するという手があります。
もちろん個人差はありますが1歳半くらいになると、乳児ではなく幼児という感じにかなりしっかりしてきます。
もう後ろに乗せても大丈夫そうかな?という時期まで待ってから後ろ乗せタイプを購入するのもアリです。

あまり種類は多くないですが、HYDEE.Ⅱ(ハイディツー)、GYUTTO ANNYS(ギュットアニーズ)、bikke2e(ビッケツーe)リヤチャイルドシート付モデルの3車種は後ろシートが標準のモデルです。

また、チャイルドシートが標準で非搭載モデルを購入して、同時にリヤチャイルドシートも購入するという手もあります。

いますぐ自転車が必要だから待っていられない!という場合は仕方ないですが、そこまで急ぎじゃないのであえば、後ろ乗せができるくらいまで待つという手もアリです。

(2人目の予定があるのであれば)とりあえず前乗せを購入でも良い

とりあえず前乗せを購入しておけば、2人目が出来たときに後ろ乗せチャイルドシートを追加購入し、1人目を後ろへ移行して、2人目の赤ちゃんを前に乗せて2人乗せることができます。

2人目ができず、1人目がフロントチャイルドシートに乗らなくなっても前乗せシートは買い物カゴとして使えます。

ちなみに別売りチャイルドシートはだいたい1~2万円です。

まとめ

以上、子供乗せ電動アシスト自転車の車種選びの際のチャイルドシートについてのポイントでした。

 

コメント