バッテリー容量の選び方

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電動自転車のバッテリー容量は何種類かあり、どの容量を選べばいいか迷いがちです。
基本的なチェックポイントとしては、

  • 幼稚園・保育園の送迎など毎日使うか?
  • 住んでいるエリア(行動範囲)に坂道は多いか?
  • 駐輪場から自宅まで距離があるか?(マンションの高層階など)
  • 遠出はするか?

以上お4項目にチェックが入れば大容量タイプを選んだ方が無難です。

もしひとつもチェックが付かないようなら、標準タイプで十分ですし、本当に電動自転車が必要かどうか再考してみてもいいかもです。

本当に必要なのかどうか他の選択肢も考えてみる
場合によっては子供乗せ電動自転車ではなくても済むケースもあるかもしれません。高額な買い物となるので本当に必要かどうかよく検討しましょう。

では以下からもっと詳しく子供乗せ電動自転車のバッテリー容量の選び方について解説していきます。

バッテリーの種類

バッテリーにはニカドバッテリー、ニッケル水素バッテリー、リチウムイオンバッテリーの3種類があります。

ニカドバッテリー

最大500回程度の充電にも耐えられ、安定した放電ができるという特徴がありますが、使っていなくても容量が減ってしまう自己放電が多く、容量を使い切る前に継ぎ足し充電をすると容量が減少してしまうメモリー効果が発生するデメリットがあります。

有害物質のカドミウムが含まれているということもあり、環境への配慮から現在は電動自転車に限らずあまり使われなくなってきています。

ヤマハでは2012年3月以降ニカドバッテリーの新規生産は行わず、在庫がなくなり次第販売終了することになっています。

ニッケル水素バッテリー

ニカドバッテリーの次に登場したのがニッケル水素バッテリーで、有害物質カドミウムを含まずニカド電池の倍以上の容量があることからニカド電池からニッケル水素電池へが広く使われるようになりました。

ただし、ニカドバッテリーの欠点であった自己放電やメモリー効果はニカド電池ほどではないですが存在します。

後述するリチウムイオンと比べて安価で安定性・安全性が高いという特徴があり、数年前まではニッケル水素バッテリーの電動自転車とリチウムイオンバッテリーの電動自転車が混在していましたが、最近ではニッケル水素電池の電動自転車はほとんど見かけなくなりました。

リチウムイオンバッテリー

最近、新しく発売される電動自転車はリチウムイオンバッテリーとなっています。

ニッケル水素電池と比べて、軽量・小型で大容量化が可能となっています。
ニカド電池・ニッケル水素のネックとなっていた自己放電やメモリー効果がほとんどないため、使わずに放っておいても容量がなくなることはなく、容量を使い切る前に継ぎ足し充電が可能です。

反面、充電のしすぎによる過充電や容量以上に電気を放電する過放電によって、高発熱、発火、爆発などの危険性が高いため、電池本体や充電器に安全回路を必ず組み込む必要があります。

製造するために使う素材もレアメタルやカーボンナノチューブなど高価なものを使う必要があり、安全回路を組み込むなどコストがかさむため、どうしても高価になってしまうのが難点です。

補足情報

バッテリー(battery)とは、本来、英語では乾電池などの使い捨てタイプの一次電池、充電して何回も使える二次電池も含めた「電池全般」を指す意味です。
日本では「バッテリー」というと、充電して繰り返し使える二次電池(蓄電池、充電式電池、充電池)の意味として使われています。

バッテリー容量の種類

電動自転車のバッテリー容量は、Ah(アンペア)という単位で表し、数字が大きい方が容量も大きいです。
現行の2015年モデルや2016年モデルの子乗せ電動自転車のバッテリー容量は、8.0~8.7Ahの標準タイプと12.0~16.0Ahの大容量タイプが主流になっています。

ヤマハ、ブリジストンは標準タイプで8.7Ah、大容量タイプで12.8Ah。
パナソニックは、標準タイプで8.0Ah、大容量タイプで12.0Ahと16.0Ahとなっています。

バッテリーの価格は容量に比例しだいたい3~4万円(メーカー希望小売価格)です。

現行主要車種のバッテリー容量一覧(2016年モデル)

メーカー商品名バッテリー容量価格
(税抜き)
1充電あたりの走行距離めやす(標準モード)
ブリジストンAngelino petite
(アンジェリーノプティットe)
C200
8.7Ah¥131,80036km
ブリジストンAngelino petite
(アンジェリーノプティットe)
C300
12.7Ah¥138,80053km
ブリジストンAngelino
(アンジェリーノe)
8.7Ah¥131,80036km
ブリジストンbikke2e
(ビッケツーe)
8.7Ah¥121,80038km
ブリジストンbikke2e
(ビッケツーe)
リヤチャイルドシート付モデル
8.7Ah¥126,80038km
ブリジストンHYDEE Ⅱ
(ハイディツー)
8.7Ah¥144,80038km
ヤマハPAS Raffini L
(パス ラフィーニ L)
8.7Ah¥121,00037km
ヤマハPAS Kiss
(パス キッス)
8.7Ah¥133,00036km
ヤマハPAS Kiss mini XL
(パス キッス ミニ XL)
12.8Ah¥139,00053km
ヤマハPAS Kiss mini8.7Ah¥133,00036km
ヤマハPAS Babby
(パス バビー)
8.7Ah¥119,00038km
ヤマハPAS Babby XL
(パス バビーXL)
12.8Ah¥133,00056km
パナソニックGYUTTO mini EX
(ギュットミニEX)
16.0Ah¥158,00060km
パナソニックGYUTTO mini DX
(ギュットミニDX)
12.0Ah¥138,00045km
パナソニックGYUTTO DX
(ギュットDX)
12.0Ah¥138,00049km
パナソニックGYUTTO ANNYS
(ギュットアニーズ)
8.0Ah¥129,00030km
パナソニックGYUTTO ANNYS F
(ギュットアニーズF)
8.0Ah¥129,00035km

どれくらいのバッテリー容量を選べばいいの?

お財布が許すなら大容量タイプがおすすめ

バッテリーの容量が大きくなるほど価格は高くなるので購入時の負担は増しますが、経済的にも使い勝手的に見ても大容量タイプの方がおすすめです。

大容量タイプがおすすめの理由

バッテリーの容量が大きくなるほど、1回の充電で走れる距離が長くなる

当然ですが大容量タイプの方が1回の充電での走行距離が長くなります。
(※自転車や乗員の重量や道路状況、走行モードによっても変わります。)
上記、現行主要車種のバッテリー容量一覧表を参照

1回の充電での走行距離が長くなれば充電回数が少なくすむので、結果的にバッテリーの寿命も長くなり経済的です。

バッテリーが長持ちするのは大容量タイプ。長期でみると大容量タイプの方が経済的。

リチウムイオンバッテリーには寿命があります。
使用状況によっても違いますが、だいたい充電回数700~900回で容量は最初の半分くらいになってしまい、充電しても充電してもすぐに電池がなくなるようになってしまい寿命となります。

ココでのポイントは充電回数によってバッテリーの寿命は決まるということです。
つまり大容量タイプのバッテリーの場合、標準タイプよりも充電回数は少なく済むため大容量タイプの方がバッテリーの寿命は長くなります。

寿命が来たバッテリーは3~4万円程度で買い替えなければなりませんので、寿命が長くなる大容量タイプの方が長期的にみると経済的です。

充電は手間なので回数が少ない方が楽

単純に充電は手間です。
特に小さいお子さんをを抱えながら、買い物袋も下げて、さらに2~3kgはする大きいバッテリーを持って家の中まで帰るのはなかなかに大変です。
マンションの上の階だったりするとできれば1回で持って上がりたいですしね^^;

ですので、相対的に充電回数が減る大容量タイプの方がオススメです。

使用頻度、距離、坂道の有無のよっては標準タイプでも問題ない

もちろん、そんなに毎日使う予定はない、幼稚園や保育園やスーパーも近いのでそれほど遠出はしない、住んでいる地域には坂道は少ないなど、それほど使わないなら8.0~8.7Ah程度の標準タイプのバッテリーでも十分です。

ヤマハの通学・通勤比較シミュレーションページでバッテリー容量ごとの往復可能距離や坂道(高低差)などを地図上でビジュアルで確認できて便利です。
ご自身の生活エリアで調べると、バッテリー容量ごとに週何回くらいの充電が必要かの目安を立てることができます。

http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/commute/

バッテリー気になるQ&A

バッテリー容量が大きい方がアシスト力が強いの?

バッテリーの容量とアシスト力には関係はありません。
まれにバッテリー容量が大きい方が坂道が登りやすいと勘違いされている方がいますが、関係ありませんのでご注意ください。

アシスト力は自転車の車種や走行モードによって違います。
もちろん走行モードを変えてアシスト力を強くしたり、坂道が多かったりするとその分電力を消費するのでバッテリーの減りは早くなります。

出先でバッテリーの充電が切れたらどうなんの?

バッテリーの充電が切れてもアシストがなくなるだけで特別にペダルが重たくなるということはありません。
しかし、子供乗せ電動アシスト自転車は元々本体重量が20~30kgと非常に重いので、実際のところ子供や荷物を積んでアシストなしで乗られるような感じではありません。

無理に乗ろうとするとふらついて転倒する恐れがあるので、お出かけ前にバッテリーの残量は十分確認してから乗るようにしましょう。

最近の車種はあとどれくらい走行可能か表示してくれるので便利です。

あとでバッテリー容量を変えることはできるの?

可能です。
バッテリーは単体でも別売りオプションで販売されています。

たいていの車種は標準搭載バッテリーといって、最初に購入するときに車種毎にバッテリーの容量は決まっていますが、大容量・小容量のバッテリーにも対応しています。

各社のバッテリー対応表は以下です。

パナソニックのバッテリー対応表(PDF)
ブリジストンのバッテリー対応表(PDF)

ヤマハPASのバッテリーはこちらのページから型番等で適合バッテリーを検索できます。

自転車本体の購入時にバッテリー容量を変更することはできないの?

残念ながらできません。

ブリジストンのアンジェリーノプティットeC200:8.7Ah、アンジェリーノプティットeC300:12.8Ahのようにバッテリー容量で型番が分けられているモデル以外は標準搭載バッテリーから差額等を支払い変更することはできません。

バッテリーを変更したい場合は、一旦、標準搭載バッテリーのモデルを購入してから、別売りで対応しているバッテリーを追加購入する必要があります。

まとめ

以上、子供乗せ電動自転車のバッテリー容量の選び方でした。

結論としては、基本的には大容量タイプがオススメ!
でも少し値段が高くなってしまうし、あまり使わないなら標準タイプでもOK!

という感じです。

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